
クアラルンプール(KL)駐在員事務所は日本人社員1名、ナショナルスタッフ11名(構成はマレー系4名、中国系5名、インド系2名)の合計12名の陣容で、オフィスはKLのランドマークであるペトロナスツインタワーの隣に位置します。
主に問屋向け鋼材販売、マハティール元首相が会長として復帰したプロトン向け自動車鋼板販売、マレーシア製電炉半製品の輸出、自動車産業向け特殊鋼販売や、現在は石油産業向け鋼管・鋼材の商売の開拓を本社や拠点と共に取り組んでいます。
Nicom(Nicom Steel Center (M) Sdn. Bhd.)はクアラルンプール空港と市内との中間地点に位置したバンギ工業団地にあります。マレーシアの中で最も早く進出した日系コイルセンターとして、1980年に設立されました。
Nicomの主な業容は、電磁鋼板や表面処理鋼板を中心とした薄板類の切断加工、エアコンや冷蔵庫用コンプレッサーのモーターコアのプレス、焼鈍、アルミダイキャストなど、モーターの加工が中心となっています。
主なお客様としては、パナソニック(エアコン、冷蔵庫、モーターコアなど)、ソニー(DVD、音響関係など)、SANYO AUTOMEDIA(カーステレオ)などの電機・電子日系進出企業および自動車メーカーであるプロトン社のベンダー向けなどの自動車分野が中心となっています。
マレーシアのマーケットは、お客様にとって、引き続き世界戦略の中での一大生産・輸出基地という位置づけです。Nicomとしては、仕入れ、販売、下工程での加工など全ての面で、お客様から最も信頼されるコイルセンターとなるべく日々努力しています。