
大気社は、1913年の創業以来100年以上にわたり、一貫して、人の暮らしやモノづくりに最適な環境空間をご提供することを、事業の中核としてまいりました。
これまで当社が歩んできた長い道のりを顧みるとき、企業は決して社会と切り離された存在ではないこと、社会との関わりの中で成長させていただいていることにあらためて気付かされます。
さて、国際社会では今日、地球温暖化対策をはじめ、資源・エネルギーの確保、大規模な自然災害への備え、紛争・テロ対策、貧困・格差の解消、差別の撤廃や人権尊重など、さまざまな課題解決が求められています。
こうした地球規模の諸課題に取り組むにあたっては、国際的な協力が欠かせません。一例として、世界の気候変動・温暖化対策に関しては、2015年末にフランス・パリで開かれる国連気候変動枠組条約締約国会議(COP21)において、京都議定書に代わる新しい国際的な枠組みの合意が図られようとしています。
また同時に、企業の課題解決力への期待も高まっており、ステークホルダーの要請は一段と多様化・複雑化しています。
こうした中、当社は「企業は社会の一員」という認識のもと、グローバル企業として果たすべき役割・責任の重要性を深く認識し、社会が抱えるさまざまな課題に向き合い、それらの解決のために、自らの強みを最大限に生かしてまいりたいと考えます。