マレー新幹線、官民でPR

「クアラルンプール共同」国土交通省の山本順三副大臣は4月29日、マレーシアとシンガポールを相次いで訪れ、両国を結ぶマレー半島高速鉄道計画に新幹線方式を採用するよう直接働きかけた。この日はクアラルプールで日本・マレーシア両政府やJR東日本が共催する新幹線シンポジウムも開かれ、官民が一体となって売り込んだ。

シンポジウムで山本氏は「新幹線は開業以来、半世紀以上、乗客の死者がゼロという記録を続けている」と述べライバルの中国を念頭に、新幹線が安全面で最も優れていると強調した。また、マハティール元首相が提唱した、日本に学ぶルックイースト制作によって「両国には強い絆がある」と訴えた。

山本氏はマレーシア側の責任者を務める陸上公共交通委員会のサイドハミド議長と昼食を共にした。シンガポールではジョセフィン・テオ上級国務省(運輸担当)と会談。会談後、サイドハミド氏は「最も重要なのは費用ではなく、安全性だ」と強調。ただマレーシア人記者が「日本が有利なのか」と質問すると「同様のシンポジウムは中国や韓国、英国、フランスとも行っており、どの国に発注するかは白紙」と答えた。

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